見せる収納、隠す収納が難しいのはなぜ?カンタンな解決策を解説!

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お片付けでは、よく見せる収納、隠す収納を使い分けましょう!なんて言われますが、「それが難しいんです~」と感じる方もいらっしゃいますよね。

たしかに、見せる、隠す、めんどくさいですよね。

私も見せると隠すを考えるのが苦手で、すべて隠していた時期がありましたが、結果として不都合だらけだったため、何事も隠しすぎは良くないんだと学びました…。

この記事では、収納の「見せる」「隠す」について、どうして難しいのか、理由と解決策をお伝えしていきますね。

この記事を書いた人・まどか

・住宅収納スペシャリスト
・部屋とお金のお片付けを発信
・かつて共働きでやることに追われ、汚部屋だった過去から脱出し、幸せを手に入れた子ども二人のママ

目次

見せる収納が難しい理由

見せる収納が難しい理由は3つです。

1.美観のキープが難しい
2.デザインのセンスが求められる
3.掃除の手間が増える

1.美観のキープが難しい

見せる収納だと、収納スペースが視覚的に整っていることが求められます。

ぱっと見が乱れていると、「見せる」という観点からは失敗になってしまうので、ハードルが高いと感じるんですね。

「見せる収納」=「魅せる収納」になってしまうのが、難しいと感じる理由です。

それほど自分のセンスに自信がある人ばかりではないですよね。もちろん、私も同じです。

2.デザインのセンスが求められる

見せる収納が難しい2つ目の理由は、インテリアデザインのセンスが求められる点です。

一歩間違うと、「なんかダサい…」「あれ?何か変?」と感じてしまい、しかもいくら直してもそこはかとなく漂うダサさはいつまでたっても直ることはなく…

結局、「私には見せる収納は無理なんだ」と考えて、諦めてしまいます。

インテリアに自信がないというのは、私もよく分かります。センスの良い方は、センスではないと仰いますが、パッとおしゃれなモノを選ぶのは私には無理です。

いくら勉強しても、持って生まれたセンスは必ず存在すると思います(若干、僻みが入ってますw)。

3.掃除の手間が増える

見せる収納は、ホコリや汚れが目立ちやすく、定期的な掃除が必要です。面倒ですよね。

私は基本的にめんどくさがりなので、ひとつの手間が増えることすらメンドクサイ…。

ここまで、見せる収納が難しい理由を解説してきましたが、隠す収納には隠す収納なりの難しさが存在します。

隠す収納が難しい理由

隠す収納が難しい理由は3つです。

1.アクセスの煩雑さ
2.収納スペースの不足
3.分類と整理が求められる

1.アクセスの煩雑さ

隠す収納は、ぱっと見キレイなのですが、取り出して使う、使い終わってしまう際のアクセスが煩雑になります。

無駄な工数が増えるため、めんどくさがり屋さんには適しません。

人間は、使うときには「使う」というエネルギーがあるため、取り出すことはできるのですが、「元に戻す」のは目的が果たされた後なので、エネルギー切れになり、なかなかできません。

そのため、必要以上の隠す収納はリバウンドの原因になってしまいます。

2.収納スペースの不足

モノを隠して収納しようとすると、十分な広さの収納スペースが必要になります。

小さな家やアパートだと、収納スペースが不十分で、どうやって隠す収納をしたら良いのか、難しいと感じてしまうんですね。

家の広さによって、適した収納があるため、それを自分で見極めるのもなかなかのハードルの高さと言えるでしょう。

3.分類と整理が求められる

モノを隠す収納だと、見えない状態になってしまうため、何がどこにあるのか、把握しておく必要があります。

分類や整理整頓が得意ではない人にとっては、「アレ、どこにしまったっけ?」と、必要なときにすぐ使えずに、いつも探し物をするリスクがあります。

見せる収納、隠す収納、どちらにも難しい理由がありました。

それぞれの収納に適したモノを「見せる」「隠す」に分けることが必要ですし、そもそもの整理収納が得意でないと、収納のやり方にまで頭が回らない!と思ってしまいます。

そこで、見せる収納、隠す収納、それぞれに適しているモノを知っておくことで、ぐんと楽になりますよ。

見せる収納、隠す収納にはそれぞれ相性がある

見せる収納、隠す収納に適しているモノはだいたい決まっています。

見せる収納に適しているモノ

見せる収納に合っているモノ
  • デザイン性の高いアイテム
  • コレクション
  • 日常的に使用するアイテム
  • グリーン
  • 整然と配置できるもの

デザイン性が高いアイテムとは、美しいデザインの食器、カトラリー、インテリア雑貨、アート作品など。

これらはインテリアとしても機能するため、部屋を魅力的に見せてくれますよ。

また、本、レコード、フィギュア、アンティークなどのコレクションアイテムは、見せる収納としてディスプレイすることで、趣味や個性を表現できます。

3つ目のよく使うキッチンツール、食器、調味料、文房具などは、見せる収納にすることで取り出しやすくなります。これにより、使い勝手が向上します。

観葉植物やフラワーアレンジメントは、見せる収納にすることで部屋に自然の美しさを取り入れることが可能。癒されますしね!

最後の整然と配置できるものは、同じ形状の箱やバスケット、きちんと並べられた本や雑誌など。

私は失敗しないため、整然と配置できるカゴをよく使います。カゴとグリーンを並べるだけで、なんとなくそれっぽくなりますよ!

隠す収納に適しているモノ

隠す収納は、次のようなモノがピッタリです。

隠す収納に適しているモノ
  • 雑多な小物
  • シーズンアイテム
  • 掃除用具や洗剤
  • プライベートなアイテム
  • これから整理するもの

リモコン、ケーブル、雑誌、郵便物、書類など、散らかりやすい小物は隠す収納にすることで、部屋をすっきりと見せることができます。

見せても大丈夫そうなバスケットやケースに突っ込んでしまいましょう。

また、普段は使わない季節限定のデコレーション、衣類、アウトドア用品など、季節ごとに使うアイテムは、日常的には隠して収納しておくとスッキリ。

掃除道具、洗剤といった日常感が丸出しになるもの、書類や貴重品など、人に見られたくないモノについては、隠す収納が適しています。

この特徴を知っておくだけでも、見せると隠すに迷うことが少なくなりますよ。

収納に迷う前に大事なこと

見せる、隠す収納が難しい理由、適しているモノを解説してきましたが、実はそれ以前に大事なことがあります。

それは、そもそも「必要ないモノまで収納していないか」ということです。

収納スペースが同じだとしたら、不要なモノが混じっていると、その分スペースがすくなくなるため、より高度な収納テクニックが重要になります。

ですが、必要なモノしかないとすると、絶対的なモノの数が少ないため、実はそれほど収納テクニックやグッズは考えなくても良くなるんです。

ミニマリストが収納に悩まないのと同じ原理ですね。

収納する前に、もともとのモノを見直すこと。ここから始めていただきたいと思います。

モノが多ければ多いほど、モノの整理は難しいのですが、お片付けの土台になる部分なので、嫌がらずに丁寧に行っていただきたいところです!

見せる収納、隠す収納 まとめ

見せる収納、隠す収納には、難しい理由があり、それぞれ適しているものがあることが分かりました。

見せる収納に適しているのは、デザイン性が高く、整然と配置できるものやコレクション、グリーンなど。

隠す収納は、雑多な小物、日用品、シーズンアイテム、これから整理するものなどが適しています。

インテリアも楽しめる見せる収納、隠せる収納、それぞれの特徴を知っておくことで、考えるのが楽になります。

ですが、それ以上に重要なのが、そもそも「不要なモノを持っていないか」というモノの整理です。

モノの整理ができていないと、どんなに収納を頑張ってもリバウンドの原因に。

しっかりと整理していくのが大事です。

とはいっても、「片づけたいけど捨てられない」と感じる方も多いですよね。そんな方には拙著「捨て方完全ガイド」がオススメです。

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