片付けたいけど、どこから手を付けたらいいか分からない!
片付けたいけど、どこから手を付けたらいいか分からない、というお悩みはありませんか?
今日は「片付け」について、そのコツとスタートの方法を一緒に見ていきましょう。
散らかった部屋を見ると、「何から手をつけていいかわからない!」と感じること、ありますよね?
でも大丈夫、少しずつ、でも確実に進めていけば、必ずクリアな空間は手に入れられますよ。
この記事を書いた人・まどか
・住宅収納スペシャリスト
・部屋とお金のお片付けを発信
・かつて共働きでやることに追われ、汚部屋だった過去から脱出し、幸せを手に入れた子ども二人のママ
片付けを始める前に知っておきたい基本のキ
片付けを始める前に、その心理的なメリットを知っておくことは非常に重要です。
整理整頓された空間は、私たちのストレスを軽減し、集中力を高める効果があります。
散乱している物は、無意識のうちに私たちの注意を散らし、精神的な負担となることが科学的に証明されています。
片付けの心理的な効果
片付けは単なる「物を片づける行為」以上の意味を持ちます。
整理された部屋は、私たちの心にも秩序をもたらし、日常生活でのストレスレベルを下げる助けとなるのです。
また、物が少ないことで掃除がしやすくなり、維持も簡単になります。このように、片付けには心理的なメリットが多く存在します。
- ストレスの軽減: 整理整頓された環境は、ストレスの原因を減少させ、リラックスした気持ちを促進します。
- 集中力の向上: 物理的な散らかりが減ることで、心の中もスッキリとし、集中力が増します。
これらの心理的効果を理解しておくことで、片付けをもっと意欲的に、そして効果的に進めることができます。
次に、片付けが難しい理由とその克服方法を見ていきましょう!
片付けが難しい理由とその克服方法
片付けを始める際に多くの人が直面するのは、「どこから手をつければいいかわからない」という問題です。
この感覚は、物が多すぎて、どのアイテムから処理すれば効率が良いのか判断が難しいため生じます。
しかし、いくつかのステップを踏むことで、この困難を乗り越えることが可能です。
- 優先順位を決める: 最初に、部屋の中で最も気になるエリアから始めます。例えば、日常生活で最も使用頻度の高いエリアや、最も散乱しているエリアなどです。
- 一つずつ処理: 一度にすべてを片付けようと思うと圧倒されがちです。一つのエリア、または一つのカテゴリー(衣類、書類など)から始め、それを完了させてから次に移りましょう。
- 捨てる勇気: 使わないもの、必要ないものは思い切って処分します。物が少なくなるほど、整理は簡単になります。
整理整頓の心理的障壁とは
片付けを阻む大きな障壁は、「物への執着」です。物に対する感情的な価値を持つと、それを手放すことが難しくなります。
しかし、以下のような考え方を持つことで、この障壁を乗り越えることができます。
- 物は使うためにある: 使われない物はその価値を失います。長期間使っていない物は、他の誰かに役立てるために手放すべきです。
- 空間の価値: 物よりも空間の価値を優先します。空間があれば新しいものやアイデアが入って来やすくなります。
これらの方法を理解し実践することで、片付けのプロセスをスムーズに、そしてストレスフリーで進めることができます。
次に、具体的な片付けのステップをご紹介します。
最初の一歩はどこから手をつけるべき?
片付けを始める際の最初のステップは、どこから手をつけるかを明確にすることです。
最も効果的な方法は、部屋の中でも特に使用頻度が高く、かつ目立つ場所から始めることです。
これによって、片付けの効果をすぐに実感でき、モチベーションの維持にもつながります。
- 視覚的に目立つ場所から始める: 例えば、リビングルームの中央にあるテーブルや、玄関の靴箱周辺など、日常的に目にする場所から整理を始めます。
片付けた効果がすぐに見え、さらなる片付けへの動機づけとなります。 - 使用頻度の高いエリアを優先する: キッチンやデスク周りなど、日常生活で頻繁に使用する場所を優先して片付けます。
これらのエリアを整理することで、日々の生活がすぐに便利で快適になります。
部屋のどの部分を最優先に整理する?
部屋を片付ける際に最優先で整理すべき部分は、以下の通りです。
- 寝室: 良質な睡眠は日々の生活の質を大きく左右します。
寝室が整っていると、心地よい睡眠を得ることができ、日々のパフォーマンスも向上します。 - キッチン: 食事の準備や料理が行われる場所です。
キッチンが整理されていると、食事の準備がスムーズに行え、毎日のストレスが減少します。
これらの場所から片付けを始めることで、生活全体の質を向上させることが可能です。
ですが、気になる部分は人によって違うもの。自分がそのとき、一番気になるところから始めるのがオススメですが、リビングは最後にしましょう。
リビングは家族全員がいろんなことをする場所のため、難易度が高いんです。
片付けを始める一歩を踏み出すことが、すぐに実感できる効果をもたらし、持続的な整理整頓へと繋がります。
このとき、大事なポイントは「一気に大きな場所から始めない」こと!
一度に片付けようと思うと、モノの選別をするために大量のモノが床に出しっぱなしになってしまいます。
すると頭が混乱してしまいますし、予定の時間内に片付けが終わらず、「やっぱり私にはお片付けなんて無理なんだ」と思い、やる気をなくす結果に…。
片付けを始めるときは、本当に限られた一か所から始めてスモールステップで進んで郁うようにしましょうね!
効率的な収納アイデアと整理のコツ
効率的な収納アイデアと整理のコツを知ることで、片付けがぐっと楽になります。
整理整頓は単に物を片付けるだけでなく、使いやすく保つことが重要です。
以下のポイントを押さえておくと、日常生活がよりスムーズになります。
- 多機能収納アイテムの活用: 収納スペースを最大限に活用するために、引き出しや箱、バスケットなど多機能で使いやすい収納アイテムを使いましょう。
これにより、物がきちんと分類され、必要な時にすぐに取り出せるようになります。 - 縦収納の導入: 限られたスペースを有効に使うため、縦方向の収納を心がけましょう。たとえば、クローゼット内での縦収納は、空間を効率的に使うことができ、衣類なども探しやすくなります。
収納アイデアを取り入れた実例とヒント
効果的な収納アイデアを取り入れることで、さまざまなアイテムを整理しやすくなります。以下に具体的な例とヒントを紹介します。
- ラベル付け: 収納ボックスや引き出しには、中身が一目でわかるようにラベルを付けましょう。どこに何があるのか迷うことが少なくなります。
- 仕切りの利用: 引き出し内に仕切りを設けることで、小物や文房具などがごちゃごちゃになるのを防ぎます。
それぞれのアイテムに適切な場所を提供することができ、取り出しやすくなります。
継続的にきれいな部屋を保つための秘訣
きれいな部屋を継続的に保つためには、ただ片付けるだけでなく、日常的に維持するためのルーチンを確立することが重要です。
定期的な整理整頓は、部屋が再び散らかるのを防ぎ、常に快適な空間を保つためのカギとなります。
日常的に行うべき片付けルーチンの設定
習慣にすることで、部屋をきれいに保つことがぐっと楽になります。以下のような簡単な日常ルーチンを設定してみましょう。
①毎日の10分間整理: 毎日決まった時間に10分だけ片付けを行うことで、物が積み重なるのを防ぎます。
この短い時間でできる活動としては、衣類をクローゼットに戻す、使った物を元の場所に戻す、不要な郵便物を捨てるなどがあります。
②週末の大掃除: 週に一度、もう少し時間をかけて部屋全体を見渡し、必要に応じて整理を行います。
これにより、週ごとのメンテナンスが可能になり、大掃除が必要になることが減ります。
毎日10分の片付けで達成する整頓の習慣
短時間でも定期的に片付けを行うことで、部屋は驚くほどきれいに保たれます。特に、次のような活動が効果的です。
即時のアイテム整理: 使用した後のアイテムはすぐに元の場所に戻しましょう。これにより、物が散乱するのを防ぎます。
定位置の確立: すべてのアイテムに「定位置」を決め、使用後は必ずそこに戻すようにします。これが習慣になると、物が定位置に自然と戻るようになり、部屋が散らからなくなります。
このように日常的に行う小さなルーチンが、部屋を継続的に整理整頓する大きな力となります。次に、よりシンプルな生活を送るためのテクニックを見ていきましょう。
シンプルライフを送るための3つのコツ
シンプルライフを送るためには、不必要なモノを手放すことが非常に重要です。
モノ自体の量を減らすことで掃除がしやすくなり、家事も楽になるだけでなく、心もスッキリしますよ!
現在、家の中になる多くのモノを減らす3つのコツをご紹介しますね。
- カテゴリー別に整理: 服、書籍、雑貨など、カテゴリーごとにすべてのアイテムを出して見直し、本当に必要なものだけを残します。
- 「一年間使っていないものは処分」ルール: 一年以上使っていないアイテムは、今後も使う可能性が低いため、積極的に処分します。
- 感情に振り回されない: 物に対する感情的な執着を手放し、実用性や必要性で物を判断します。
本当に自分にとって必要なモノだけを選び、モノに振り回されない生活を送れるようになると、一気にシンプルな生活が近づきますよ!
ここまで読んだら、どこから手をつけていいか分からない…と悩んでいるのはもったいないです。
さっそくお片付けを始めてみてくださいね!
この記事を読んでも、どうしても「捨てられない」「片づけられない」と思ったら、拙著「捨て方完全ガイド」を読んでみてください。
モノを整理する際の考え方、捨てるモノ、捨てないモノを選ぶための方法が書いてあるので、より具体的に行動できるようになりますよ!
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